ネットワークでは、情報を不正に見られたり、改ざんされないために、 暗号技術が使われます。
現在の暗号は、 共通鍵方式と、 公開鍵方式の2種類の技術で成り立っています。
次は簡単な共通鍵方式の例で、適当な文字を鍵にして、メッセージを暗号化できます。
そして、同じ鍵で復号できます。
(暗号化された情報を元のメッセージに戻すことを復号化と呼びます。)
鍵(かぎ:key)←適当な文字入力
メッセージ
上記で実験をしてください。
このように、共通鍵方式は、暗号化と復号化に同じ鍵を使います。
共通鍵方式は、次の公開鍵方式より単純な処理で、暗号や復号化する速度が速い特徴があります。
共通鍵方式は、暗号化と復号化に同じ鍵を使いますが、公開鍵暗号方式は、 公開鍵と 秘密鍵を使います。
この方式の鍵の作成で、ペアとなる鍵が2つ得られます。
その一方を公開して公開鍵とし、 もう一方は秘密鍵で、自分だけしか使えないように管理します。
(なお一般には、まず秘密鍵を作り、それとペアになる公開鍵を作ります。)
一方の鍵で暗号化した文(メッセージ)は、もう一方の鍵を使わないと復号化できない仕組みになっています。
以下にある左右の鍵のイメージを、中央の平文のイメージにドラックして実験ください。
この平文に、ドロップしてください→
←ここに鍵をドラックください。実際の私の公開キーは、
これをクリックすると見えます。
このキーで暗号化したメールを送ってもらえば、私以外の他人から見られることはありません。
それを復号できるのは、秘密鍵を持っている私だけだからです。
なお、一般にキーはバイナリーコードです。ですから公開する場合は、Base64に変換して公開するのが普通です。
文字列のBase64の変換は、ここで実験できます。